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INTERVIEW

クリエイター座談会ぶっちゃけ、お金どうしてますか?

TAXU(タクス)のリリースを記念して、フリーランスで働くクリエイターの皆さんと座談会を開催しました。座談会に参加してくれたのは、東京の新しい”はたらき方”を伝える書籍『We Work Here』の出版でも話題となった、中目黒のコワーキングスペース「みどり荘」住人の皆さん。会計や経理にまつわる不安や悩み事、今後挑戦していきたいプロジェクトについてお話を伺いました。TAXUの運営メンバーであるプロデューサーの中原とTAXUをサポートいただく税理士法人代表の田中を交えた座談会の様子をレポートしていきます。

フリーランス・クリエイターのお金事情

中原皆さん、本日はよろしくお願いします。まず、いま手がけているお仕事と、お金のことで困っていることを教えてもらってもいいですか?

Y(吉松)フリーでWebデザインやコーディングの仕事をしています。会計や経理で最近困ったのは、自分が大型案件を受注して、ディレクターとして他の人に仕事をお願いする時に、請求書は税込みで出すのか、それとも税別なのか、わからなかったことです。

K(清田)フリーでライターや、書籍の編集、デザインまわりの仕事をしています。独立して4年目。今まで3回確定申告したので、次が4回目ですね。最近、東京の檜原村の非常勤役場職員になりまして、その時に社会保険についてよくわからなかったんですよね。とりあえず入らなかったのですが、その選択が良かったのかどうか知りたいです。

O(大隅)ライター兼エディターとして働いています。2016年に独立し、まだ確定申告したことないですね。ちょうど最近、領収書を整理していて、過去の領収書の束を見てゾッとしました(笑)。

S(白石)フリーランス4年目で、普段はWeb制作や開発の仕事をしています。会計について「ちゃんとしたい」とずっと思っているのですが、まずは自分で会計のことをある程度理解して、プロの方にお願いしたいなと。

中原僕も会社を立ち上げる前はずっとフリーだったのですが、最初は確定申告をしていなくて、家に財産差し押さえ命令が来ました(笑)。健康保険の10割負担という紙も…。その後、税務署に説明に行き、きちんと払いました。

田中中原さんとの出会いは、5年くらい前ですよね。その時に「会計をどうしたらいいのか全くわからない」と相談を貰って。中原さんのように困っているフリーランスのクリエイターの方を助けたいという思いが、TAXUのアイデアのもとになっていますね。

「売上を減らす」は正しいことなのか?

中原会社にする前の2, 3 年、確定申告をしていなかったので、引っ越しができなかったんですよね。だから、学生の頃から10年くらい同じ家に住んでいて(笑)。

田中不動産屋で、過去2年分の確定申告の書類提出をお願いされるんですよね。

Y税金対策として、経費を大きく見せて売上を減らすテクニックがよく語られますよね。でも所得が小さくなると社会的信用がなくなって、中原さんのように家が借りれなくなるんじゃ…?

田中そうなんですよ。「税金をできるだけ減らしてくれ」と税理士にお願いするのは当たり前だけど、それは本当に正しいのか、という話で。売上がある中で利益を減らすには、無駄遣いをするしかないんです。買う予定のないパソコンを経費で買うとか。でも、本当にお金を使うべきなのは、将来の仕事のための自己投資です。目の前の所得税を減らすためにお金使うべきではないと。

年に一度ではなく、収入と支出をリアルタイムで把握する

Kいつも生活費と経費の境目がなくなり、「今年いくら稼いだか」が確定申告の頃までわからないのですが、TAXUだとリアルタイムで今年の稼いだお金を把握できるんですよね?

中原仕事用のクレジットカードをつくり、クラウドソフトと連携することで、収入と支出を毎月確認できるようにする予定です。例えば、打ち合わせでカフェに入ったり、仕事でタクシーを使ったりした場合は、仕事用のクレジットカードで支払いをしてもらうことで、生活費と経費をきっちり分けると。

田中仕事をしてお金を貰う。入口は1つしかないのに、お金の出て行く先が事業における経費と、自身の生活費と2つあるから、今年いくら稼いだのかわからなくなるんですよね。その2つを区別し、収入と支出を把握することで、この仕事は来年に持ち越すとか、来年売上が落ちるから今年のうちにMacを買っていくといった選択ができる。

中原12月になって、いきなりMacを買うフリーランスの人っていますよね。

K適当にMacを買うのと、自分の稼ぎを理解した上で買うのは全く別物ですね。

中原Macを買うだけでなく、最後の1ヶ月は働かないとか、その1ヶ月はリゾート地のコテージを借りてそこで住み込みで仕事をするとか、選択肢を色々と持てるんです。

K経費で撮影旅行に行ったり、友達とプロジェクトを立ち上げたり、夢が広がりますね!

「やりたいこと」を実現するサポートを通じて、
新しい税理士のあり方を考えたい

S会計処理だけではなく、クリエイターの相談に乗るようなサービスを提供しようと思ったのはなぜなんですか?

田中従来、税理士事務所の業務は会計処理だけに偏っていました。一方で、お客様はお金の面で様々な課題を抱えているものの、中々相談できる相手がいない。中原さん達と出会って、クリエイターの方が抱える悩みを聞いているうちに、その悩みの根っこにはお金に関するものが多く、私達がお手伝いできる領域が広いと感じました。

中原本来クリエイティブなことに集中したいのに、個人や限られた人数で仕事をしているため、会社なら管理部門の人がやるような面倒な事務処理を、自分でやらざるを得ない状況にありますね。

田中会計処理に関わらず面倒な事務処理をお手伝いし、その他の相談にもお答えできれば、みなさんの得意分野に集中できるのではないかと思いました。クリエイターの方の活躍の場を広げていただくために、それを支えるプラットフォームみたいな感じになれればと。

Sそうは言っても、「税理士の方に相談する」となると、つい身構えてしまいます。

中原そうなんですよね。税理士の方と打ち合わせをしようとすると、対面で会わなければいけないし、相手がスーツを着ているのをみて、なんとなく居心地の悪さを感じたり。

田中みなさんが相談しやすいように、TAXUでは税理士とチャットでコミュニケーションをとれる仕組みを考えています。今日みなさんに話してもらった会計についての相談事も、チャットで数行のメッセを送れば解決されるじゃないですか。

Kいつでも相談できるのは良いですね。いざ新しく何かを始めようとした時に、手元にお金がなくてチャンスを逃してしまったことが今までに何度かあって。

田中TAXUでは、「やりたいこと」を事業計画書に落とし込み、計画的な資金作りのお手伝いをやっていこうと考えております。

クラウドファンディングで資金を集め、
小さな出版社を立ち上げたい

中原ちなみに、いま皆さんが挑戦してみたいことはありますか?

O僕は人を感動させたり、動かすことができる本を将来つくりたいと考えて独立したんです。ただ、アイデアがあっても、資金を集めることがやはり難題で、同じような悩みを抱えている編集者はたくさんいると思っています。

中原例えばクラウドファンディングを使えば最初の一冊は出版できても、その後も継続的に本を出し続けるのは難しそうですよね。本をつくることと、お金を稼ぐことが両輪でないと続かない。

Oそうなんです。本づくりは手間もかかるので、収益に結びつけるまでが大変です。本をつくって、ある程度の利益の出し方を考えながら売ることはできても、それを持続的なビジネスとして成り立たせられるかというと……難しいです。

田中「どういう本をつくるのか」は自身で考えてもらって、TAXUで相談に乗るのはお金の部分。利益を出しつつ、継続的に本を出版できる状態を目指すために、サポートしていきます。

中原新しくプロジェクトを始める時に税理士さんに相談すると、事前にお金にまつわるリスクをチームで共有できるのが良いなと。もしプロジェクトがうまくいかなくても、また同じチームで仕事がしたいじゃないですか。最初にお金のことをきちんと話し合っておかないと、プロジェクトを閉じる時に揉める可能性があるので(笑)、TAXUに経営相談をするのはオススメです。ぜひ皆さん、TAXUを活用してみてください。

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